リビタ(東京都目黒区)は、“借りながら貸せる”シェア型複合施設「TNER(トナー)」(事業主:エコラ、宮城県仙台市)を、8月1日に仙台市にグランドオープンする。
築38年のオフィスビルを一棟丸ごとリノベーションした賃貸物件で、オフィス・アパートメント・ショップ・レンタルスペースで構成。同物件では、賃借人が借りた区画において、他テナントとシェアできるだけでなく、使っていない時間に他人に貸し出すことができる新しい賃貸契約を採用している。賃借人は、オフィスの会議室を使用していない時間、レンタル会議室として他社に貸し出すなど家賃収入を得ることが可能。また、転貸可能物件とすることで相場より高家賃での賃貸契約となるなど、賃借人、不動産オーナーの双方にメリットのある仕組みとなっている。
「RENT」をひっくりかえした「TNER」というネーミングには、これまでの賃貸の常識を“ひっくり返す”新しいスタイルが表現されている。今後は、キャリアカウンセラーを採用し、入居者の仕事や借りている区画の2次利用に関する相談に対応するほか、入居者や物件利用者のコミュニティの醸成や新たなビジネスへの発展を目指していくという。
同社は、2018年にエコラと業務提携を行い、仙台エリアの活性化に寄与すべく継続的なリノベーション事業を展開。同物件は、ビル一棟をリノベーションしたシェア型複合施設「THE 6(ザ シックス)」に次ぐ、両社による第2弾プロジェクトとなる。
同社は今後も、東京都心6区を含む五大都市を中心に、オフィスビルなど建物の再生によるリノベーション事業を積極展開していくとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。