LIFULL(東京都千代田区)と福岡県田川市は7月10日、田川市の地域経済の活性化を目的に、空き家等の利活用等を通じた地域活性化連携協定を締結した。
LIFULLグループが運営する「LIFULL HOME’S空き家バンク」を活用して、同市の空き家情報を集約、全国に発信するなど、空き家の利活用を軸とした地域おこしを支援していく。同協定では、物件活用のための人材育成や外部人材とのマッチング、関係人口の構築などを推進し、遊休不動産活用による移住・定住および起業・創業施策の充実を目指す。専門的知識や情報ネットワークを持つ同社と連携・協力することで、空き家等の利活用推進モデルを構築。地域社会、地域経済の発展に貢献していくという。
協定に先駆け、6月に同市の芸術起業支援施設「いいかねPalette」が、 同社が運営する共同運営型コミュニティ「Living Anywhere Commons」の拠点に登録。今後は、同拠点を活用しながら同市との事業を推進していくという。
田川市では、人口減少や少子高齢化による地域経済の落ち込みと活力低下への懸念から、“美しい街づくり”“新産業創出”“教育改革”“子育て支援”を軸とした事業を展開。2019年以降はさらに、移住・定住の促進などにも取り組んでいる。
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