ジャパンホームシールド(東京都墨田区)は、新しい地盤調査方法を活用した安価な液状化判定の方法を開発、北陸・南九州・沖縄を除く全国でサービスを開始する。
現在、地盤調査で主流のスウェーデン式サウンディング試験は、地盤の土質を音や感触で「推定」するもの。一方、新方法の「スクリュードライバーサウンディング試験(=SDS試験)」は、従来の測定データに加え、回転トルク値などのデータから土質を「分析」し、たとえば関東ローム層や腐植土といった土質ごとの特徴を加味して地盤を評価する。専用のユニットを装着するだけのため、調査費用が安価で済むのが特徴という。
また液状化判定については、標準貫入試験や土質試験などがあるが、約20~30万円と比較的高額で、判定までに約2~3週間かかるのがネックであることから、あまり実施されてこなかった。
同社では、前述の新しい地盤調査方法であるSDS試験と水位測定を組み合わせた液状化判定方法に着目。土質と水位の高さを計測し、液状化リスクを3段階で評価する。コストは標準貫入試験の約10分の1、判定期間は調査後3~5日と手軽に液状化判定を行える。
利用価格は税別2万5000円。※同社への加盟店登録、地盤サポートシステム(別途有償)の利用が条件。
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