三協立山(富山県高岡市)は7月9日、株主総会の行われる8月27日付で平能正三(ひらの しょうぞう)取締役専務執行役員が代表取締役社長 社長執行役員に就任することを発表した。山下清胤(やました きよつぐ)社長は相談役に就任する。
平能氏は62歳。1982年4月に三協アルミニウム工業に入社。三協立山の取締役執行役員などを経て、2017年6月には三協マテリアル社社長にも就任。2019年8月に三協立山の取締役専務執行役員、三協マテリアル社社長兼国際事業管掌、2020年6月に三協立山の取締役専務執行役員 国際事業統括室担当兼三協マテリアル社社長兼国際事業管掌となっている。三協立山社長就任後も三協マテリアル社社長を兼任する。
同日に2020年5月期決算も発表。売上高は前期比7.1%減の3136億9100万円、営業利益は173.0%増の20億1500万円、経常利益は161.6%増の16億1100万円、当期純損失は15億3300万円(前期は14億1900万円)。コスト削減や建材事業での一部商品の価格改定、商業施設事業での業務効率化などで減収ながらも営業利益は大幅増。一方で減損損失や投資有価証券評価損など15億3500万円の特別損失を計上。法人税等の増加もあり、最終赤字も膨らんだ。新型コロナウイルスの影響で、2021年5月期の予想発表は見送った。
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