千葉県柏市が東京大学、千葉大学、三井不動産など6組織と共同で提案申請を行ってきた柏の葉キャンパスが12月22日、内閣府から「環境未来都市」の採択を受け、柏市全域が対象地域として指定された。
「環境未来都市」は、政府が掲げる新成長戦略に基づいて創設された制度。このほど環境未来都市に指定された全国11の地域は、国からの財政支援や規則の特例措置などを受けることができる。
「柏の葉キャンパス」は、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅を中心とした面積273ヘクタール、計画人口2万6000人の交通の利便性、自然に恵まれたエリア。
「世界の未来像をつくる街」をコンセプトに、「スマートシティ、健康長寿都市、新産業創造都市」という3つを実現する街づくりを公(千葉県・柏市)×民(企業・市民)×学(東京大学・千葉大学)の連携によってめざすとする。
スマートシティ構想では、自然・未利用エネルギーの発電・蓄熱、街区間電力融通、エネルギーの見える化による住民参加型の省エネ活動に取り組んでいく。
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