東京都は7月9日、住宅向けの断熱改修と熱利用機器への助成事業の受付を7月15日から開始することを発表した。これまでの高断熱窓と太陽熱利用機器に加え、今年度から高断熱ドアと地中熱利用機器も対象に加えた。戸建て・集合住宅の所有者以外に、集合住宅の管理組合等も利用できる。
既存住宅のみが対象なのは高断熱窓と高断熱ドア。高断熱窓は助成率6分の1で上限は1戸当たり50万円。1つ以上の居室において全ての窓を高断熱窓にすることが要件。高断熱ドアも助成率6分の1で上限は1戸当たり8万円。高断熱窓への改修と一緒に実施することが必須となっている。
太陽熱利用機器は助成率2分の1で上限は1戸当たり45万円。要件は自然循環型(太陽温水器)ではないこと。地中熱利用機器は助成率2分の1で上限額は1台当たり150万円。戸建て住宅は設置台数の上限が1台。地下水をくみ上げない、不凍液や水の循環を閉じた形で行うクローズドループ型で、暖房時の定格COPが3.7以上であることが必要となっている。
今年度の予算額は約12億円で、これに達した場合は今年度の申請受付は終了となる。詳細は窓・ドアはこちら。熱利用機器はこちら。
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