大東建託(東京都港区)は7月8日、「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2020<北海道版>」と「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2020<札幌都市圏版>」を発表した。実際に住んでいる住民の住み心地評価と、住みたい街についてアンケート調査を実施した。駅単位で見た「住みここち」の1位は円山公園(地下鉄東西線)、「住みたい街」は札幌グループ(JR函館本線)だった。調査は北海道在住の20歳以上の男女が対象。「住みここち」は2019年度と今年度質問の計1万6531人、「住みたい街」は今年度の9978人から算出した。513駅を近接駅はグループ・エリアでまとめ492とした。
「住みここち」トップの円山公園は円山公園以外に動物園や神社も徒歩圏内。商業施設や飲食店の他、マンションも多い。2位は桑園(JR函館本線)、3位は琴似(地下鉄、地下鉄東西線)だった。回答者数の増加により、円山公園は2019年の13位、桑園は16位、琴似は8位から急浮上した。4位は2019年2位だった新札幌グループ(JR千歳線)、5位は2019年6位だった西18丁目グループ(地下鉄東西線)。自治体単位で見た「住みここち」は1位が札幌市中央区、2位が札幌市西区、3位は札幌市厚別区、4位が札幌市清田区、5位が札幌市手稲区。1~3位は2019年と全く同じ結果。
「住みたい街」は1位が札幌グループ(JR函館本線)、2位が円山公園(地下鉄東西線)、3位が新札幌グループ(JR千歳線)、4位が琴似(地下鉄、地下鉄東西線)、5位は大通グループ(地下鉄東西線)。1~5位まで2019年と全く同じ結果となっている。
今年は3月17日~4月3日に調査を行ったが、大東建託・賃貸未来研究所の宗健(そう たけし)所長は7月8日のオンライン発表会で「新型コロナウイルスの影響はほとんどない」と説明。また、北海道の特徴として、「『住みここち』と『住みたい街』がかなり一致しており、街について道民はよく知っていると思う」と解説した。
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