社団法人プレハブ建築協会(東京都千代田区)は、2011年度上半期(2011年4~9月)におけるプレハブ住宅の完工戸数を調査、その結果をまとめた。調査はプレハブ住宅の販売動向の推移を的確に把握するために、会員企業を対象に1971年から続けているもの。今回は50社を対象に行い、回答率は100%だった。
2011年度上半期のプレハブ住宅の販売戸数は6万2327戸(対前年同期比▲0.2%)で、3期連続の減少となった。全新設着工数に占めるプレハブ住宅の割合は14.4%と、昨年度の調査よりも0.9ポイント下がった。
建て方別でみると、戸建ては3万889戸(同7.4%)で、上半期としては2期連続の増加に。構造別では、木質系、鉄鋼系、コンクリート系のすべてで増加した。
地域別の販売状況をみると、中部(同2.2%)と中国(同20.5%)が増加に転じたが、他の6地域では減少した。減少率が最も高かったのは北海道(同▲9.2%)で、東北(同▲8.7%)、九州(同▲5.6%)と続いた。
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