国土交通省は12月20日、中古住宅流通やリフォーム市場の活性化に向けたトータルプランの策定検討会で、プランの素案を提示した。インスペクション(建物検査)の普及や、検査にもとづいた取引時の情報開示を進めることを基本に、瑕疵保険制度などを活用した生活者が安心して取引できる市場のしくみの構築や税制や金融面での支援策の拡充、中小工務店に対する技術的な支援の推進など多岐にわたる視点を盛り込んだ。国交省は同日の会合での意見をまとめたうえで、年明けにも一般からの意見を聞く手続きに入る。2月に開かれる5回目の会合で最終案をまとめる予定だ。