ポラスグループの中央住宅(埼玉県越谷市)は、埼玉県春日部市に戸建て分譲「ハナミズキ春日部・藤塚」(全22棟)を開発し、7月3日から第1期販売を開始する。ポラスグループで初の市民農園利用権を付加。全棟とも敷地面積は200m2超とするなど、ゆとりある設計とした。
同分譲地(春日部市藤塚字川窪9-1他)は東武スカイツリーライン(伊勢崎線)一ノ割駅から徒歩23分の立地。古利根川のほとりに位置する。開発面積は5830.51m2。300m2の市民農園を分譲地の隣地に確保し、住民が利用できる。さらに管理組合を住民で結成する。2025年までは中央住宅が農地の賃料を支払い、その後は管理組合で支払う予定となっている。農園はさらに300m2増やせる余裕があるという。農家がアドバイザーになる予定。また、春日部市初の景観協定の第1号ともなった。
全棟200m2超と敷地が広く、22棟中5棟は平屋とした。中央住宅の取締役・戸建分譲第一事業部長の成瀬進氏は7月2日の見学会で「用地を取得後、コンセプトを練り、住宅と田舎暮らしを組み合わせたものとした」と農園利用権付きとした理由を説明した。大半の住戸に書斎コーナーやカウンターも設置し、在宅勤務のニーズにも応える。
第1期販売は10棟で、価格は2880万~3580万円、建物面積は91.50~107.36m2、敷地面積は200.26~231.65m2。
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