ミサワホーム(東京都新宿区)は6月30日、同日設立された一般社団法人日本バウハウス協会に参画し、協会の副理事長に同社取締役会長の竹中宣雄氏が、理事に取締役専務役員の作尾徹也氏が就任したと発表した。協会事務所は同社「ミサワバウハウスコレクション」と同じ建物内に設置。今後、バウハウスの研究や理念の普及など、同協会の活動に全面的に協力していく。
バウハウスは、1919年にドイツのヴァイマルに設立された造形学校。設立から14年間、工芸・写真・デザイン・美術・建築などの総合的な教育を行ってきた。同社では、モダンデザインの源流であり、人を主役として考えるバウハウスのデザインから多くの学びがあると考え、1989年よりバウハウス作品の収集を始め、現在は日本最多のバウハウス関連物を所有。1996年には日本で唯一のバウハウス専門美術館「ミサワバウハウスコレクション」を開設している。
日本バウハウス協会では、本国ドイツにあるバウハウス・デッサウ財団やヴァイマル・バウハウスミュージアムなどと連携を図り、国際的ネットワークに加入するとともに、マガジンの発行、セミナーやワークショップの開催など、様々な媒体を通じてバウハウスの魅力を伝えていく。協会会員は専門性をもつ研究者や企業のほか、一般の社会人や学生などの個人も対象とし幅広く募集する。
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