国土交通省は6月30日、2020年度「BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業」に応募のあった40件の提案のうち8件を採択したと発表した。
同事業は、建築BIM推進会議で策定された「建築分野におけるBIMの標準ワークフローとその活用方策に関するガイドライン(第1版)」に沿って、設計・施工等のプロセスを横断してBIMを活用する建築プロジェクトにおいて、BIM導入による効果検証や課題分析等を試行的に行う取り組みについて優れた提案を補助するもの。補助金額は、検証等に要する経費以内かつ5000万円以下。
採択された提案事業者は、竹中工務店、安井建築設計事務所/日本管財/エービーシー商会、東京オペラシティビル/プロパテイデータバンク、前田建設工業/荒井商店、日建設計コンストラクション・マネジメント、日建設計/清水建設、新菱冷熱工業、久米設計。
そのほか、今回採択されなかった提案のうち、建築BIM推進会議と連携し、検討内容の熟度を高めることで成果物の発展性・波及性等が見込まれるものについて、「連携事業」と位置付けて取り組みを拡大する。今後、事業者の同意が得られたものについて、連携事業として公表する予定。
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