不動産経済研究所(東京都新宿区)は、2012年の首都圏マンションの市場予測を発表した。
それによると、2012年の首都圏マンション供給数は供給開始の後ズレと着工の増加により5.3万戸(対前年比17.6%増)になると予測。市場は大手中心に推移し、中堅・中小企業は厳しいながら事業再開組も出るとした。
物件の規模については、超高層・超大型が依然人気を集めるものの、リスク回避から100戸以下の小・中規模物件が主力になると予測。都区部2.4万戸、都下0.5万戸、神奈川1.3万戸、埼玉0.7万戸、千葉0.4万戸とする。またローン審査の要件の選別化が進み、中所得者の購入意欲が減退し、減少するパイの取り合いになるとみている。
2012年の近畿圏については、マンション供給数を2万700戸(同1.0%増)と予測する。
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