不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は6月30日、同社の不動産情報ネットワークに登録されて成約した首都圏(1都3県)の新築戸建・中古マンションの5月期成約価格を発表した。新築戸建成約価格の平均は3576万円となり、前月比で4.2%上昇、前年同月比で0.7%上昇し、いずれも3カ月ぶりのプラスとなった。
エリア別に見ると、埼玉県では4000万円台の割合上昇、千葉県では2000万円未満の割合低下などから前月比がそれぞれ10.2%増、7.7%増と大きく上昇。また、全エリアで低価格帯(2000万円未満)の割合低下と高価格帯(5000万円以上)の割合上昇が見られた。東京23区の成約価格は前月比で5.6%上昇し、3カ月ぶりにプラスとなったが、5000万円には届かなかった。
中古マンション成約価格の平均は2622万円。前年同月比で5.5%下落し、4カ月連続のマイナスとなったが、前月比は9.5%上昇した。前月比の上昇は、東京23区で平均占有面積の上昇や4000万円以上の価格帯の割合上昇などにより22.2%の前月比プラスとなったことが影響した。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。