東京大学と積水ハウス(大阪市北区)は、「未来の住まいのあり方」をテーマとした研究の場を創ることに合意し、隈研吾・東京大学特別教授を中心とした「国際建築教育拠点(SEKISUI HOUSE – KUMA LAB)」総括寄付講座を東京大学総長室総括プロジェクト機構内に設立し、6月1日から5年間の活動を開始した。
同講座では、国際デザインスタジオ、デジタルファブリケーションセンター、デジタルアーカイブセンターの3つの拠点の活動を展開することで、コンピュテーショナル・デザインやポストデジタル、アーバンデザイン、建築史学などの建築学の各領域における国際的な研究・教育拠点の確立を目指す。
また、デザインスタジオの指導に各分野で活躍する建築家を世界から招聘するほか、海外大学の建築学部長から国際アドバイザーを任命し、同講座の運営方法への助言を受ける体制を構築する。
そのほか、工学部1号館4階の180m2の広さをもつスペースにおいて、デジタルファブリケーションの設備を刷新・拡充し、最先端の設備にアクセスできる環境を整備する。
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