無添加住宅(兵庫県西宮市)はこのほど、消石灰を主成分とした塗り壁材「無添加住宅オリジナルしっくい」のウイルス不活性化試験を実施。新型コロナウイルスと遺伝子情報が90%合致するという「ヒト・コロナウイルス(HCoV−229E)」(※新型コロナウイルス COVID-19ではない)を同しっくいに付着させ、5分後にはウイルスが100%不活性化することを確認したと発表した。
同社によれば、しっくいの主成分である消石灰(水酸化カルシウム)は強アルカリ性で、表面はpH12.38を示す。この強アルカリ性がタンパク質やリン脂質を分解する性質をもつため、今回試験に使ったウイルスのまわりをとり囲む脂質層を破壊し、不活性化することができるのだという。
試験委託機関は、NPO法人 バイオメディカルサイエンス研究会(東京都品川区)。
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