住友林業(東京都千代田区)は、東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田市において、「仮設カフェ(りくカフェ)」の建設を地域住民・産・学の協働によりスタートしたと発表した。
今回のカフェ建設は、被災住民が気軽に集まりコミュニケーションをはかる場を設けようと、住民主体で企画する「陸前高田まちのリビングプロジェクト」(プロジェクトリーダー:東京大学・小泉秀樹准教授)の一環。
同社は4月に新設した木化推進室を中心に、被災地域における新しい木造仮設店舗のあり方について検証する目的でプロジェクトに参加。仮設カフェでは、1年後に予定する本設工事に先立ち、東北産材を活用しながら多目的に使える木造仮設店舗をめざす。木部材供給および施工全般を同社が担い、旭化成建材、タニタハウジングウェア、YKK APほか各社が部材提供や施工で協力する。
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