ポラス(埼玉県越谷市)は6月29日、2020年3月期決算を発表した。売上高が前期比4.3%増の2256億8000万円、営業利益が6.6%増の137億8000万円、経常利益が11.9%増の153億9900万円、当期純利益が12.9%増の43億7700万円。売上高は4期連続で更新。経常利益と純利益も過去最高となった。マンションの売上を大幅に伸ばした。
グループの主要会社では分譲事業を手がける中央住宅の売上高が7.4%増の833億8400万円、プレカットなどを手がけるポラテックは0.3%減の808億800万円だった。売上棟数・戸数は戸建て分譲住宅が1.4%減の2529棟、戸建て注文住宅が7.8%減の617棟、分譲マンションは84.3%増で過去最多の468戸、賃貸・集合住宅は18棟・114戸で戸数は5.8%減。住宅全体では3.3%増の3728戸。
今期(2021年3月期)は売上高が1.9%増の2300億円、営業利益が16.1%増の160億円、経常利益が10.4%増の170億円、当期純利益が7.4%増の47億円の計画。中内晃次郎代表は新型コロナウイルスの影響で経済の先行きが不透明な他、住宅業界の着工も減少が予測される厳しい中で、埼玉県などでの地域密着型経営を掲げ、「ポラスグループの事業エリアにおいては人口流入、世帯増等の魅力的な市場となっており、ポラス独自の街づくり、ライフスタイル提案によって新しい住宅需要の創出が可能」とのコメントを寄せた。
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