パナソニック ライフソリューションズ社(大阪府門真市)が製造・販売する「コンパクトブレーカ」と、同ブレーカを搭載した住宅分電盤「コンパクト21」が発売20周年を迎えた。2020年5月末時点の累計販売台数は「コンパクトブレーカ」が1億4000万台、「コンパクト21」が1200万面を超えたとする。
同社は、1962年にヒューズ付き分電盤を発売。それまで工事業者が木板や木箱にヒューズを取り付けて手づくりしていた分電盤の安全性を格段に向上した。以降、改良・進化を続け、1993年に現行品のような扉付き住宅分電盤「ニューコスモシリーズ」を発売。
2000年発売の「コンパクトブレーカSH型」では、ブレーカの大幅なコンパクト化と電圧切り替え操作の単純化を図るとともに、電源線を差し込むだけで接続できるようにしたことで施工品質と施工性を向上した。これを搭載した「コンパクト21」の16回路タイプは、従来品よりも約2割小さくなり、広いガタースペース(盤内の配線空間)を確保。
その後も、震度5強以上の強い揺れを感知した際に自動でブレーカを落として火災事故を防ぐ「感震ブレーカー」や、HEMS対応住宅分電盤「スマートコスモ」などを開発している。
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