LIXIL(東京都江東区)は、熊本赤十字病院(熊本市東区)、GK設計(東京都豊島区)の2者と、同社が開発した可動式アメニティブース「withCUBE」を活用した保健医療・防災環境に関する共同研究契約を締結し、6月23日から利用検証を開始した。
「withCUBE」は、管理者の求めるフレキシブル性・経済性と使用者の快適性を追求した可動式アメニティブースで、GK設計がデザインに携わった。衛生面に強みを持ち、医療・防災現場におけるニーズと合致することから、今回の3者による共同研究を決めた。利用検証用の「withCUBE」は、通常よりもサイズを大きくし、ストレッチャーの入退室、コンセントの使用などを可能にした。
共同研究では、平常時と非常時(感染症発生時や災害時)の各シーンを想定した利用検証を進め、医療・防災現場における仮設空間の利便性向上と衛生課題の解決を目指す。平常時は会議室や面談室として活用し、非常時には隔離スペースや処置室としての活用を想定する。利用検証を行い、関係者からのフィードバックを通じてその有効性を確認することで、製品機能の改善や今後の開発に役立てる。研究期間は来年3月31日まで。
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