米・シリコンバレーで創業した住宅関連スタートアップ企業のHOMMA, Inc.(ホンマインク、カリフォルニア州)が日本の住宅関連企業とのコラボレーションのもと進めていたスマートホーム「HOMMA ONE」(ホンマ ワン)がこのほど完成した。場所はカリフォルニア州ベニシア市内。完成に伴い、プロダクトムービー「HOMMA ONE Unveiling」を公開している。
「HOMMA ONE」では、ライフスタイルに合わせた間取りや空間、独立したトイレルームや靴箱を設置したシューエリアなど、日本文化を活かしたデザインが特徴。2階に配置されたリビング・ダイニングルームからは風光明媚な景色が最大限に楽しめる。スマートホーム技術では、普段通りの生活で全てのデバイスやサービスを作動することができる「スマートオーケストレーション」の第一フェーズを実装。特に、ライティングとブラインドのスマートオーケストレーション対応に注力している。
建設には、サンワカンパニーなど10社の日本の住宅関連事業会社などが部材や製品提供の形でコラボレーション。各社は「HOMMA ONE」を通して、米国の住宅市場への展開や、スマートホームプラットフォームとの連携による新規サービスの提供、新規プロダクトの開発などを目指す。
今後、2021年には18戸のプロトタイプコミュニティ「HOMMA Ⅹ(テン)」、2023年にはプレミアムコンパクト住宅によるコミュニティ「HOMMA 100」の建設を予定。住宅単体では提供できないサービスをコミュニティ単位の未来型の住宅で提供することを目指し、事業展開を進めていくとする。
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