一般社団法人・日本エネルギーパス協会は、住宅のエネルギー消費量を試算するものさしとしてドイツなどEU諸国で導入されている「エネルギーパス」の日本版を作成、来年4月から認証制度を開始する。
住宅のエネルギー消費を評価する国際基準ISO13790をベースに、国内省エネ法で定める「住宅事業建築主の判断基準」などで補正して算出するもの。住まい手に対して住宅の光熱費としてをあらかじめ示す指標をつくる。
評価ソフトは無償提供され自由に使える。協会は来年4月から、ソフトで実施する計算評価のしくみや設計への活用法を学ぶ講習会を東京・大阪など各地で実施。全国で1000人規模の評価員認証を行うことで、評価結果の信頼性を確保していく。
講習会の受講費は1人10万円、1社2人で20万円程度になる見込み。評価員の資格がある間は講習会を何度でも受講できるようにする。詳しい問い合わせは同協会まで。TEL:03ー6423ー1324。
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