亀岡電子(京都府亀岡市)は、センサーが浸水を検知するとLINEで知らせる「セルラー通信式浸水検知センサ KAMEKER2」を開発した。
同社が福知山市でヒアリング調査を実施したところ、「大きな河川の水位や離れた場所の防災カメラ映像を見ても自分事にならず直接避難に繋がらない」「もっと身近な場所の浸水情報を直接知らせてくれるようなセンサがあれば欲しい」といった声があがったという。
そこで、内水氾濫(下水道の雨水排水能力を超える雨で発生する浸水)が起きたときに、より早い初動につなげるツールとして今回のセンサーを開発した。
大きな特徴は、他の危機管理型水位計と比べ、シンプルかつ安価であること。
乾電池駆動・セルラー通信式のため、電源引き込み工事やネット配線工事が要らず、LTE通信が届く場所であればどこにでも設置することができる。
今年は京都府内に計15基のセンサーを設置して実証実験を行なっており、製品の信頼性を確認したうえで正式に発売する。
予定価格は9万円。
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