パナソニックホームズ(大阪府豊中市)は6月23日、室内空気質に関する国際的な認証である「住宅向けグリーンガード認証」(認証機関=UL Inc.)を2016年から5年連続で取得したと発表した。同社の木造を除く全戸建住宅(低層階・多層階)を対象に認証を受けたもの。住宅向けを含む5年連続の「グリーンガード認証」の取得は世界初という。
「グリーンガード認証」は、主に建材や家具から放散される住環境に存在する揮発性有機化合物(VOC)について、300超の物質に対して基準値を設定し、VOCの総量であるTVOC量に上限を設けることで、未規制のVOCにも対応した認証制度。「住宅向けグリーンガード認証」は同じ認証基準で住宅向けに規定したものとなる。
同社は戸建住宅において、建物本体を構成する材料、接着剤等から揮発する化学物質を抑制し、室内空気のVOCの濃度を国際的な基準以下に低減する改善・工夫を重ねることで同認証を取得した。そのほか、空気中のPM2.5をはじめとする微小粒子を99.97%除去する「HEPAフィルター」を採用したオリジナルの全館換気システム「HEPA+」や、全館空調システム「エアロハス」、室内壁の下地材への「稚内珪藻土」配合などにより室内空気質の向上を推進する。
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