ダイキン工業(大阪市)はこのほど、同社ウェブサイトのコンテンツ「エアコン節電情報」のリニューアルを行った。同社では、コロナ禍における換気への意識やエアコンの使用方法に関する実態調査を実施し、その結果、88.8%の人が緊急事態宣言の解除以降も家で「換気をしている」ことがわかった。一方で、ほとんどのエアコンは換気ができないということを「知っている」とした人は41.0%にとどまった。このことから同社は、生活者により上手なエアコンの使い方や換気方法について知ってもらうことが重要であるとして、今回のリニューアルを行った。
そのほかの調査結果として、窓を開けて換気をする際「エアコンをつけっぱなしにする」人は39.2%、「エアコンを消す」人は36.5%と、ほぼ同じ割合となった。
夏の換気時に気になることを尋ねたところ、「部屋が暑くなる」(25.9%)との回答が最も多く、「部屋に虫が入る」(24.0%)、「エアコンの電気代」(23.6%)と続いた。
エアコンのフィルターの掃除頻度は、「1年に1回」(27.2%)が最多。次いで「1年以上していない(1年に1回未満)」となった。省エネ対策として推奨されている「2週間に1回以上」の掃除をしている人は3.0%しかいなかった。
ウェブコンテンツ「エアコン節電情報」では、エアコンの電気代を抑える工夫について、エアコン(室内機)・リモコン・室外機・家全体の4つに分けて紹介している。また、4月に公開したウェブコンテンツ「上手な換気の方法」には、住宅における換気の基礎的な情報や効果的な方法を掲載している。
調査は、全国の男女559人を対象に実施した。
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