不動産テック総合ブランド「RENOSY(リノシー)」を運営するGA technologies(東京都港区)は6月18日、不動産の売却・査定サービス「RENOSY スマート売却」における媒介契約の電子化を実現したと発表した。
クラウド上にアップロードした契約書面に電子署名を施して契約を締結し、売主へ遅滞なく契約書面を交付することで媒介契約を締結するというもの。従来のように契約日の日程調整を行う必要がないため、売主の売却意思決定から最短10分で契約を締結することが可能。書類作成や移動時間などの業務コスト削減にもつなげることができる。
宅地建物取引業法で書面交付が義務付けられていることから、これまで「紙・ハンコ」の契約慣行を電子化することは困難とされてきた。同サービスでは、オンラインで媒介契約を締結することでDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進。手続きのシームレス化を進め、迅速な売却活動を可能とした。
同社は、将来の電子契約法制化に向け、不動産取引における各プロセスの電子化を推進していくとしている。
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