ビレッジハウス・マネジメント(東京都港区)はこのほど、管理人業務の標準化・効率化、スピーディーなコミュニケーションによる入居者サポートの向上、管理人の働き方改革を目的として、スマートフォンを使ったIT化の推進を開始した。
全国の現地管理人492人を今年4月1日付けで外部委託から直接雇用に切り替えた機会を捉え、全管理人にスマートフォンを支給し、入居者サービス業務へのIT活用を開始。平均年齢66歳とITに馴染みの薄いシニア層の管理人に対して、デジタルツールの使用方法など詳細なマニュアルを作成し、丁寧なトレーニングを実施することでスムーズな導入に繋げたという。
同社は今回のIT活用により、これまで紙で行っていた日報などの報告を廃止し、グループウェアのアンケート機能や情報共有機能を使用した巡回時の設備点検報告、修繕箇所写真の共有、カレンダー機能を使用した入退去や内見案内の管理、入居者からの問い合わせ内容の報告などを導入。情報共有がスピーディーに効率よく行えるようになったことで、入居者にとってもサービス対応のスピードが向上し、満足度向上に寄与しているという。
また、これまで対面で実施していた会議にテレビ電話を取り入れたことで、移動時間の削減や時間配分の効率化に繋がったほか、コロナ禍においてもスムーズに連携をはかり、安全な業務遂行が実現したという。
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