積水化学工業(大阪市北区)は6月16日、積水化学グループが「SEKISUI Safe&Sound Project」として広域的に開発を行っている複合大規模タウン「あさかリードタウン」(埼玉県朝霞市)において、単独の企業グループとして初めて「ABINC ADVANCE認証」を取得したと発表した。
「ABINC ADVANCE認証」は一般社団法人いきもの共生事業推進協議会が提供する新たな認証システムで、複数の街区を超えてエリア全体で実施される、生物多様性保全を通じたサステナブルな地域・まちの実現や、SDGsの達成を目指す民間セクターの貢献を評価するもの。
「あさかリードタウン」では、3つの公園に加え、まち全体に豊富な植栽を施すことで、高い緑被率を実現。災害にも強いインフラ設備と緑地の保水能力を活用することで、豪雨の被害の抑制を図るほか、同タウン内の公園を活用した防災イベントの開催を通じ、ハード・ソフトの両面から自然災害に備えるレジリエントなまちづくりが評価された。
また、多世代が参加できる生き物や植物等を観察するイベントや、地産地消販売といった活動を通じ、国連が提唱するSDGsにおいて「住み続けられるまちづくりを」「気候変動に具体的な対策を」「陸の豊かさも守ろう」「パートナーシップで目標を達成しよう」などの目標の実現に寄与することが評価された。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。