経済産業省は12月16日、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)の統一規格策定に向け、エコーネットコンソーシアムが管理・開発する「ECHONET Lite(エコーネットライト)」を標準的なインターフェースとすることで、メーカー各社などの合意を得たと発表した。同日開かれた第2回「スマートハウス標準化検討会」で決まった。検討会の最終取りまとめは来年2月の予定だが、来夏の節電対策に向け、メーカー各社の開発スケジュールにあわせ中間とりまとめとして公表した。
「エコーネットライト」は家電や住宅機器、エネルギー機器(太陽電池、蓄電池、燃料電池など)の仕様がほぼ策定済みの状況にある。また、電気自動車向けの仕様についても自動車業界との検討を開始しており、今後順次策定していく。
国は、同規格を今後実施していくHEMSに関する補助制度の条件としていく方針。同規格は、これまでエコーネットコンソーシアムの会員にのみ公表されてきたが、HEMSやスマートハウス産業の活性化に向け、同規格を公開することも決まった。一般公開説明会を東京・大田区の「大田区産業プラザ」で12月21日に開催する。
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