飯田グループホールディングス(東京都武蔵野市)から業務委託された飯田産業(東京都武蔵野市)と大阪市立大学(大阪市)、大阪府立大学(大阪府堺市)はこのほど、未来型住宅ウエルネス・スマートハウスの実現を目指し、共同研究を開始した。
共同研究部門を大阪市立大学健康科学イノベーションセンターに、共同研究ラボ「スマートライフサイエンスラボ」を阿倍野キャンパス医学部内に新たに開設。5年間の予定で共同研究を行っていく。
2022年に両大学を統合し開学する予定の新大学(設置構想中)では、「スマートシティ」「パブリックヘルス/スマートエイジング」「バイオエンジニアリング」「データマネジメント」の4つの戦略領域を中心に取り組みを重点化。健康・医学領域では、健康科学、脳科学、先端予防医療学、医療統計学、工学、生活科学や人文社会学などと融合した高度な研究体制を構築していくという。
ウエルネス・スマートハウスは、生活空間で収集した健康データをAIなどで解析し、住宅が自立的に健康アドバイスを行うなど、ライフステージやライフスタイルに応じた健康で豊かな暮らしを実現する未来の住空間。身体だけでなく、メンタルの健康も見える化する。自治体が持つデータと連携することで「社会の健康」も見える化し、地域全体で病気の予測・予防に取り組む「ウエルネススマートシティ」も目指すとしている。
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