東急リバブル(東京都渋谷区)とNEC(東京都港区)は6月11日、AI技術を活用して投資用区分マンションと購入希望を繋ぐマッチングシステムの開発に着手したと発表した。同システムは11月に稼働開始予定。
東急リバブルは、2014年から主に東京23区の投資用区分マンションを対象にコンサルティング活動を行っており、蓄積されたノウハウと実績を今回開発するシステムに活用。顧客にあった高品質な情報を、営業担当者を通じて提供可能となるほか、購入希望の顧客により希望に添った投資物件を提供できるようになるという。
両社は、東急リバブルが持つ物件・顧客データに基づき、AI技術を用いて物件のおすすめ度をスコア化する予測モデルの開発に成功している。NECの最先端AI技術群「NEC the WISE(エヌイーシーザワイズ)」の1つである「異種混合学習」などの機械学習技術を同システムに活用することで、多種多様なデータをもとに、高精度な予測結果を得ることができるという。
両社は、AI技術を活用した同システムによって不動産売買仲介を高度化し、多様化する不動産取引および不動産投資ニーズに対応。顧客に快適な不動産投資の機会を提供していくとしている。
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