CoLife(コーライフ、東京都中央区)と凸版印刷(東京都千代田区)は6月10日、凸版印刷が提供する業務用消臭・除菌剤「ペポパ」を活用した除菌施工サービス「iecon(イエコン)空間除菌サービス」の提供を開始した。
CoLifeが派遣する施工スタッフが現場環境を確認し、マンションの共用部やレストラン、不動産物件の引き渡し時やリフォーム終了後等に、ペポパを使用して空間の除菌を実施。短時間で高濃度の二酸化塩素ガスを発生させることができ、同時に複数個所での施工が可能なため作業効率の向上が期待できるという。同サービスによって、各領域で高まっている環境衛生へのニーズに対応する。
マンションの管理人や飲食店事業者らが使用する際には、サポートコールセンターが安全な施工を遠隔でサポートする。価格は、天井高2.5m程度の室内20畳(33m2程度)までが対象の「リビングプラン」が税込2万900円~、天井高2.5m程度の室内100m2未満が対象の「丸ごとプラン」が税込3万3000円~。
両社は2019年の資本業務提携以降、未来の住空間づくりを推進するため、両社の強みを活かしたアライアンスを推進してきた。今回、凸版印刷はペポパの提供とともに、同サービスの営業活動も実施。単品の商品販売に同施工サービスを付加することで、現場の負荷軽減と本格的な空間除菌を実現していくという。CoLifeは、同社が提供するメンテナンスサービスプラットフォーム「iecon」上にも同サービスを掲載し、マンション居住者が直接申し込めるようにすることで利便性の向上を図る。
今後、同サービスをマンションやレストラン、リフォーム事業者などを中心に拡販し、2023年にサービス全体で5億円の売り上げを目指す。
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