おうちの買い方相談室(大分市)はこのほど、新築住宅購入経験のある人を対象に、「マイホーム購入」に関する調査を実施し、その結果を発表した。マイホーム購入の際、専門家に相談したかどうか尋ねたところ、79.4%が「相談していない」と回答。「宅地建物取引士に相談」が12.0%、「ファイナンシャルプランナーに相談」が6.7%だった。
専門家に相談しなかった理由としては、「住宅会社の営業担当者のアドバイスに従った」(43.0%)が最多。次いで「専門家の存在を知らなかった」(34.4%)、「誰に相談すれば良いかわからなかった」(17.3%)、「費用面の懸念」(12.8%)となった。
専門家や営業担当者への質問回数は「2~4回」(37.9%)が最多。次いで「1回」(25.9%)、「5~7回」(17.8%)、「11回以上」(13.2%)となった。相談したことで「疑問や不安を払拭できた」と回答した割合は85.3%だった。
マイホーム購入後に、専門家に相談しておけば良かったと思ったことを尋ねたところ、「建て方(間取り・建材・工法など)」(40.7%)との回答が最多。次いで「予算算定」(22.7%)、「住宅ローンの組み方」(21.8%)となった。
現在(マイホーム購入後)の不安としては、「修繕やリフォームなどの維持費」(38.2%)との回答が最も多く、「住宅ローンの返済額」(22.4%)、「ライフスタイルの変化による居住性」(11.3%)と続いた。
比較検討した住宅会社の数は、「2~4社」(49.8%)が最も多く、僅差で「1社のみ」(43.0%)と続いた。
調査日は5月1日。新築住宅購入経験のある20代~60代の男女1160人を対象に、インターネット調査を実施した。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。