YKKグループ(東京都千代田区)は6月5日、2020年3月期連結業績を発表した。住宅関連のAP事業は、売上高が前期比0.5%減の4258億円、営業利益が同2.8%減の228億円だった。
国内の住宅建材分野では、開口部の高断熱化推進、建物と外構のトータルコーディネートによる価値提案、リフォーム専用品の増販などの販売強化策を実施。防災・減災商品の開発・販売も強化した。海外では北米の西海岸支店開設やカナダ・エリーAP社の株式取得、中国不動産開発市場での提案力強化、台湾・インドネシアでの高級市場受注強化などに取り組んだ。一方で、消費増税後の反動や新型コロナウイルス感染症拡大の影響による販売減から減収減益となった。
グループ全体の業績は、売上高が同4.3%減の7328億円、営業利益が同33.1%減の413億円、経常利益が同33.8%減の426億円、純利益が同48.4%減の236億円だった。
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