SUVACO(東京都港区)はこのほど、「新型コロナウイルスによるライフスタイルの変化で気づいた我が家の良かった点・改善したい点」に関する調査を実施し、その結果を発表した。コロナ禍で、自身の住空間や周囲の環境を振り返ったときに、「良かった点」を挙げた人は45.4%、「問題点」を挙げた人は37.1%、「長所・短所の両方」を挙げた人は8.2%となった。
住んでいる住宅の種類別に長所の回答比率を見ると、リノベーションを行った家に住む人では73.3%、注文住宅に住む人では72.2%が良かった点を挙げた。一方、賃貸や新築マンションに住む人では、良かった点を挙げた割合が賃貸28.6%、新築マンション28.6%と、問題点を感じた人の比率が高いことがわかった。
良かった点として挙げられた回答で最も多かったのは「居心地の良いスペースや環境によるストレス軽減」(48%)。次いで、「在宅ワーク環境が整っていた」(15%)、「子どもの運動・遊ぶスペースがある」(9%)となった。
問題点としては「書斎スペースなど在宅ワークに適した環境の不足」(40%)との回答が最多で、「個室にいてもリビングの音が聞こえ、在宅勤務で集中できない」「ネット環境のある部屋に作業スペースがない」などの声が聞かれた。次いで、「食材など備蓄スペースの不足」(12%)、「バルコニー・ベランダ・ウッドデッキなどを心地よくしたい」(10%)、「感染症対策が不十分」(10%)となった。
調査期間は5月1~10日。同社が運営する住宅のプロに出会えるマッチングプラットフォーム「SUVACO」の会員登録ユーザーを対象に、インターネットアンケートを実施した。回答者数は97人。
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