空き家・空きビル・遊休地の再生「リノベーション」を手がけるデザインベンチャー企業の9(ナイン、大阪市)は6月5日、完成度90%で販売する「未完成住宅」のサービス提供を開始すると発表した。
床と壁、家具を自由に選べるリノベーションマンション・新築住宅で、仕上げに関わる10%をオーダーメイドすることで自分らしい家を、安価に、失敗なくつくることができる。床と壁は素地のままで販売し、そのまま住むことも可能。プロによるコーディネイトを利用できるほか、DIYで仕上げることもできる。
間取りを現地で確認し、仕上げを3次元パースでシミュレーションできるため、イメージ違いなどの失敗を極力避けることが可能。家を売る際には、仕上げ部分を取り除くことで、流行に左右されない「未完成住宅」に戻すことができる。
コロナウイルスの影響で住宅の大切さが認識されつつある今、同社は同サービスを“ニューノーマル住宅取得プラットフォーム”として展開。自分らしい、長く愛される住宅を提供していくという。
6月12日から14日まで、1978年築のマンションをリノベーションしたオープンハウス“「未完成住宅」×東京三軒茶屋”を開催。リノベーションセミナーや相談会等も同時開催する。
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