建築・土木の生産支援クラウド「Photoruction(フォトラクション)」を提供するフォトラクション(東京都中央区)は6月3日、建設業特化AI(人工知能)と建設技術者であるオペレーターの力を組み合わせた、建設BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス「Photoruction Eye(フォトラクションアイ)」をリリースすると発表した。
同社の既存事業であるPhotoructionに、AIとオペレーターを組み合わせた新しいサービスで、ユーザーがアップロードした写真、図面、書類などのデータをもとに業務を代行するというもの。専属オペレーターとAIが連携し、属性情報の入力や自動予測を実施。工事写真台帳作成や書類のデータ化、配筋検査野帳の作成などの業務を行う。
蓄積データをAIに学習させることで、各企業専用のAIが構築されるため、スピードと精度が向上していくという。同サービスはチケット制で、サービスの利用ごとに事前購入したチケットから支払う仕組みになっている。
建設産業は、仕事の需給の波が大きく予測も難しいことから、状況に応じた業務委託先の確保が困難となっている。同社は、同サービスによって労働力を最大化し、人手不足の根本的な解決を目指すとしている。
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