BXカネシン(東京都葛飾区)は、共同住宅や店舗・福祉施設などの非住宅木造建築における屋外鉄骨階段廊下の構造計算から施工までをサポートする「段十廊 設計サポートシステム」を開発した。
建築基準法には木造建築に屋外鉄骨階段廊下を設置する際の構造について細則がなく、その安全性は設計者にゆだねられる。
このため、設計においては安全性への不安や構造計画・計算の複雑化、確認申請においては4号ではなく3号建築物に該当する場合がある、告示への適合を示す資料の添付を求められるなど課題が多かった。
そこで、文化シヤッターグループ3社が協働で設計者をトータルサポート。同社が窓口となり、一級建築士事務所のBX TOSHO(横浜市)が構造計算を、文化シヤッター(東京都文京区)が屋外鉄骨階段廊下「段十廊Ⅱ」を提供する。
このサポートシステムでは、日本建築センターで取得した「接合部評定」と「プラン評定」に基づき、根拠のある設計を実施。質疑のやりとりが少なく、構造計算にかかる時間を大幅に短縮できるとする。
また、同社開発の「段十廊 強度計算ソフト」で出力した構造計算書と構造図をそのまま建築確認申請の提出図書として使用することができる。
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