一般財団法人住まいづくりナビセンター(東京都中央区)はこのほど、「性能向上リフォームなどに関するアンケート」調査を実施し、その結果を発表した。行ったことのあるリフォームを尋ねたところ、最も多かった回答は「老朽化した設備の機器交換」(65%)。次いで「間取りや水回りなど、住まいの使い勝手の改善」(43%)となった。耐震改修・省エネ・バリアフリーなどの「性能向上リフォーム」を実施した割合は26%だった。
性能向上リフォームを実施した理由を尋ねたところ、耐震改修とバリアフリーリフォームでは「住宅性能に対する不安」(耐震改修:65.2%、バリアフリーリフォーム:47.5%)との回答が最多。省エネリフォームでは「経済的メリット」(59.5%)と答えた人が最も多かった。実施しなかった理由としては、「現在の生活に問題がないから」との回答が最多。また、築年数が古いほど「費用が高いから」と回答する割合が高まった。
今後、性能向上リフォームの実施意向がある割合は38%。特に、バリアフリーに関しては50代以上の約5割に実施意向があることがわかった。
これまでに行ったリフォームの満足度を質問したところ、92%が「とても満足」・「やや満足」と答えた。
調査期間は2019年9月27日~10月28日。住まいづくりナビセンターが運営する「リフォーム評価ナビ」利用者で、リフォーム検討経験のある人を対象にアンケートを実施。回答数は426。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。