住友林業(東京都千代田区)は5月29日、2020年3月期決算を発表した。売上高が前期比15.6%減の1兆1040億9400万円、営業利益が4.3%増の513億7700万円、経常利益が14.4%増の588億2400万円、当期純利益が4.5%減の278億5300万円。会計基準の変更で売上高が減少し、投資用有価証券評価損19億4300万円など38億1100万円の特別損失を計上した影響で純利益は微減。住宅・建築事業や海外事業は好調だった。
木材建材事業は、売上高を純額表示にした影響で売上高が54.1%減の2236億2700万円(セグメント間取引211億200万円を含む)、経常利益は23.6%減の60億9500万円となった。住宅・建築事業は消費増税前の駆け込みの影響で前期の受注が好調だったこともあり、売上高は4.7%増の4740億300万円(セグメント間取引8億5200万円を含む)、経常利益は4.5%増の225億7000万円。海外住宅・不動産は米国での住宅販売の増加などで、売上高は9.5%増の3993億6000万円(セグメント間取引5億7900万円を含む)、経常利益は33.8%増の345億4100万円。
今期からは12月期決算に移行する。今期となる2020年12月期は9カ月間の変則決算で、売上高が7440億円、営業利益が130億円、経常利益が150億円、当期純利益が35億円を見込んでいる。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。