照明器具専業メーカーの大光電機(大阪市中央区)は5月28日、2019年度業績と2020年度の展望などを発表した。2019年度業績は、新型コロナウイルス感染拡大によるホテルの施工延期などの影響から、売上高が今年1月段階の予想を下回ったものの前年度比約1%増の約396億円と増収を確保。経常利益と純利益も前期比微増ながら約2%の増益となった。
2020年度の展望としては、新型コロナによるサービス業や物販の低迷が5月以降に影響しており、年度にわたって厳しい状況が続く見通し。前年度比で2割減収を想定する。3割減収の場合でも、経営には甚大な影響が及ばない態勢を確立しているという。
新型コロナ感染拡大防止の対策では、特に東京・大阪の社員の8割を在宅勤務とし、在宅勤務者への書籍配布、通信教育の受講などを行っているほか、コロナ収束後の新しい時代を見据え、新しい働き方や評価制度の研究にも取り組んでいる。
そのほか、新商品を掲載した住宅向けカタログ「D.LIGHTING STYLE」(ディーライティングスタイル)は4月に予定通り発刊し、郵送で顧客に配布。店舗・施設向けカタログ「LZ」(エルゼット)は、商品開発やカタログ制作がコロナの影響を受けていることから6月発刊を変更し、現在8月発刊を予定している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。