デンソー(愛知県刈谷市)は12月7日、トヨタホーム(名古屋市東区)、ミサワホーム(東京都新宿区)と共同で、家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を開発したと発表した。次世代のエコカーとして期待されているプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)と連携できるのが特徴。トヨタホームとミサワホーム経由で、2012年2月以降の市場供給を予定している。
PHV・EVとの連携では、受電状況の表示や充電のタイマー設定のほか、別途自動車メーカーと契約を結び情報センターと連携することで、乗車前に自動車の空調を作動させるプレ空調をHEMSモニターやスマートフォンから行うことが可能。
蓄電池の容量は8.4kWh。蓄電池をHEMSと連携させることにより、ピーク時の電力負荷の集中を抑制したり、停電時に特定の電気機器の使用を可能にする。
また、同社製の「エコキュート」の台所リモコン、太陽光発電の売電・買電の表示、PHV・EV、蓄電池の充電状況の表示を1つのモニターに統合するなど、デザイン性にも配慮している。
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