不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は5月27日、同社の不動産情報ネットワークに登録されて成約した首都圏(1都3県)の新築戸建・中古マンションの4月期成約価格を発表した。新築戸建成約価格の平均は3433万円となり、前月比で1.2%下落、前年同月比で0.9%下落し、いずれも2カ月連続のマイナスとなった。
エリア別では、前年同月比でプラスが続いていた埼玉県が2.3%のマイナスに転じた。一方で、神奈川県は6カ月ぶり、東京都下は5カ月ぶりにそれぞれ前月比プラスとなった。5000万円を境に上下を繰り返してきた東京23区の成約価格は、3月に続いて4月も5000万円を割ってやや下落傾向となっている。
中古マンション成約価格の平均は2395万円となり、2015年12月以来4年4カ月ぶりに2400万円を下回った。前年同月比は7.8%下落し、3カ月連続のマイナス。前月比は10.3%の下落となった。エリア別では、価格水準の高い東京23区が、平均専有面積の縮小や4000万円以上の価格帯の割合低下などにより、前月比16.3%の下落となった。一方、千葉県は、平均築年数が前月より5.2年新しくなったことなどにより、前月比13.1%の上昇となった。
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