置き配バッグOKIPPAを提供するYper(東京都渋谷区)は5月27日、賃貸不動産を所有するオーナーや不動産管理会社向けプラン「OKIPPA for 不動産」をリリースした。
ウェブ上から、物件概要など必要項目を登録・申し込むだけで、初期費用や維持費をかけずに宅配ボックス環境を物件に整備できるというもの。各入居者の自宅前にOKIPPAを設置するため、宅配ボックス導入のための工事も不要。OKIPPA購入費用(3980円)は居住者負担となるが、賃貸オーナーが全戸分購入することも可能。入居者に人気が高く、マンションやアパートの空室対策として有効な「宅配ボックス設置」を、省スペースかつ安価に実現することができる。同サービスを導入した管理会社には、入居者のOKIPPAバッグ購入数に応じて紹介手数料が支払われる。
新型コロナウイルス感染防止対策で、非対面での配送受け取りを希望する人が増加するなど、今後も「置き配」はさらに普及すると考えられる。OKIPPAでは、荷物を守る二重鍵構造や置き配保険などで、盗難リスクにも対応している。
2020年までに20万戸への導入を目指す。
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