東京都は5月26日、2040年代を目標年次とした都市計画区域マスタープランの改定に向け原案を発表した。多摩部19都市計画区域と島しょ部の6計画区域のマスタープランも区部と同様に一体で作成。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の活用の他、無電柱化や木造住宅密集地域不燃化など災害対策や、省エネや再生可能エネルギー活用、緑地確保など環境保全に注力する。
災害対策では道路整備などで延焼遮断帯を形成する他、木密解消のため、民間の力も活用した住み替え先確保を行いやすいよう、容積率緩和も行う。都市再生特別地区や都市開発諸制度を活用した開発、土地区画整理事業の際に無電柱化を推進する。環境面では特別緑地保全地区や市民緑地制度、生産緑地制度などを活用し、緑地や農地の保全に努める。
都の都市整備局では7月1~15日までパブリックコメントを募集する。詳細はこちら。
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