解体工事・外構工事の一括見積もりWebサービスを運営するクラッソーネ(名古屋市中村区)は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い全社で導入した在宅勤務において、従業員同士の関係性を維持し、生産性を高めるために、従来対面で実施していた従業員同士の雑談を促す施策「Good & New(グッドアンドニュー)」をオンラインで実施している。また、在宅勤務に伴う光熱費などの負担増に対して補助する目的で、月5000円の「在宅勤務手当」の支給を5月から開始した。
「Good & New」は、組織の活性化やアイスブレイクを目的に、従業員が数名のグループに分かれて、24時間以内にあった「良かったこと(Good)」や「新しいこと(New)」をグループ内で共有し、従業員同士で雑談をする施策。働く従業員にとって「職場に最高の居場所がある」ことが重要と考え、昼休憩後の業務時間を活用して対面での「Good & New」を創業当初から続けてきた。
新型コロナの影響で在宅勤務に移行した後、対面での「Good & New」を中止したところ、社内アンケートで「部署内のコミュニケーションはあるが、部署を超えたコミュニケーションがなくなってしまい、会社としての一体感を感じられなくなるのでは」と危惧する声が寄せられたため、ビデオ会議サービス「Zoom(ズーム)」を活用したオンライン版を実施。Zoomの小部屋割り当てができる「ブレイクアウトルーム機能」を用い、全参加者を5~6名のチームに振り分けて行っている。
「在宅勤務手当」は、在宅勤務切り替えに伴い、自宅での水道光熱費の負担が増えていることを受け、一律月5000円の在宅勤務手当を支給するもの。在宅勤務が終了した次月から支給は停止する。
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