ルクレ(東京都港区)は5月26日、土木工事の測量結果と工事写真をiPhoneで管理できる野帳カメラアプリ「蔵衛門出来形(くらえもんできがた)」の無料提供を開始した。
同アプリは、測量結果の記録・計算から黒板入り工事写真の撮影、測定レポートの作成まで可能。出来形測定結果をCSVで出力、Excelに簡単に連携できるなど、出来形管理業務の人的ミス削減と効率化を実現する。国土交通省の土木工事施工管理基準に記載された436個の豆図テンプレートおよび出来形管理に特化した黒板テンプレート33点を収録。
有料ライセンスキーを購入することで、工事写真管理ソフト「蔵衛門御用達2020 Professional」と連携が可能。国交省基準に準拠した出来形報告書をパソコンで自動作成することができる。価格は9万9800円(税抜)。
2020年内に、クラウドを利用した「蔵衛門御用達2020 Professional」との連携機能を提供予定。出来形管理のデータや写真が自動でクラウドに保存されるため、現場では測定・撮影業務のみを行い、管理をテレワークで行うことも可能となる。
同社は、同アプリによって土木工事でのスマートフォンの利活用を促進し、ICT化を実現していくとしている。
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