国土交通省は5月25日、今年4月の「建設労働需給調査結果」を発表した。全国の8職種(型わく工(土木)、同(建築)、左官、とび工、鉄筋工(土木)、同(建築)、電工、配管工)の過不足率は0.1%の過剰となり、不足幅は前月から0.7ポイント縮小。東北地域では過不足率0.2%の不足となり、不足幅は前月から0.2ポイント拡大した。
職種別の状況では、型わく工(建築)、とび工、鉄筋工(土木)の3職種で不足となった。不足が最も大きかったのは型わく工(建築)(0.9%)だった。地域別では、北海道と沖縄で均衡、中部、近畿、中国、九州で過剰、東北、関東、北陸、四国で不足となった。不足率の最大は四国(0.9%)、ついで東北(0.2%)と北陸(0.2%)、関東(0.1%)となった。
8職種の今後の労働者の確保に関する見通しについては、全国、東北地域とも「普通」となっている。
同調査は、4月10日~20日までの期間(日曜、休日を除く1日を対象)、1689社の手持現場7672カ所、一般工2万3838名を対象として調べたもの。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。