NTTスマイルエナジー(大阪市中央区)は5月25日、太陽光発電の遠隔監視サービス「エコめがね自家消費RSパワコンセット」の新ラインナップとして、売電を行わない完全自家消費型太陽光発電設備に対応したオムロン製パワーコンディショナー「KPW-A-2」の販売を開始する。
「KPW-A-2」は、発電電力量を最大限活用でき、最小限のシステム構成による設置が可能。同製品をセットにした遠隔監視サービスでは、消費電力に高速・高精度で追従し、消費電力に対する発電電力の上限を最大99%程度まで高められる。これにより、発電電力量を最大化することが可能となる。
また、高精度な追従により、消費パターン(休業日や休憩時間など)を考慮した制御スケジュール設定が不要。逆潮流が発生せず、逆電力保護継電器(RPR)作動に伴う発電停止が起こらないことから、復旧作業や制御率などのパラメータ設定も不要。RPR機能や負荷追従制御機能をパワコン本体に搭載することで、RPRとコントローラが不要となり、構成機器の設計・配線・設置が簡素化できる。
そのほか、同製品は、低圧受電から高圧受電での単相負荷に加え、三相負荷に対する負荷追従制御が可能。太陽光パネル容量で10~100kWまでの多様な完全自家消費型太陽光発電設備に対応する。
同社は今回の「エコめがね自家消費RS+KPW-A-2セット」に加え、“第2弾”としてオムロン製パワコン以外にも対応した負荷追従制御サービスや、“第3弾”として今夏、逆潮流防止に対応した新型エコめがね機器をリリース予定。今冬には、地域活用電源や競争電源等の新たな制度に対応した新しいエコめがねWEB画面を提供予定。
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