財団法人建設業振興基金(東京都港区)は、国土交通省が中小建設業者向けに実施する技術情報支援サービス「技術マッチングデータベース」に、新たに8つの技術を追加登録し、インターネット上で公開した。
国交省では今年8月1日から、中小建設業者向けにノウハウ・技術の取得・使用を支援する「ノウハウ・技術移転支援事業」を進めるために、同財団内にノウハウ・技術支援センターを設置。[1]技術マッチング、[2]ノウハウアドバイスのふたつの支援事業を始めた。
このうち、技術マッチング支援事業では、大手・中堅の建設会社がもつ特許技術や工法、機材などを登録する「技術マッチングデータベース」を作成・公開し、同センターが中小建設業者に登録された技術やノウハウを無料で紹介する支援を行っている。これを活用することで、中小建設業者は、登録者(大手中堅建設業者)がもつ技術の取得・使用に関する交渉を直接行うこともできる。
今回、追加登録した技術は、木造住宅の耐震化を手軽に実現できる「耐震セイフティ工法」や、職場シーンごとの意識・性格の傾向がわかる「自己診断チェック」、重機の死角にある障害物を検知する装置など8つ。
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